ダイソンレーシング、ALMSヴァージニアで2位

アメリカンルマンシリーズ(ALMS)ヴァージア戦で、ダイソンレーシングからエントリーしたローラ・マツダLMP1は、84周レースの31周でレースをリードしながら2位でフィニッシュしました。ジョニー・モウレンがポールボジションからレースをスタートし、トップのままガイ・スミスにバトンタッチ。スミスは、37周目から56周目までレースリーダーの位置を守り続けましたが、2位マッスルミルクとの差は一秒以内の接戦でした。しかし、燃料補給の際にマッスルミルクのリスクを負った賭けによって逆転され、#16ローラ・マツダLMP1は2位でフィニッシュ。これによってガイ・スミスはドライバーズランキング3位となりました。

予選でポールポジションを獲得したスミスは、「今週我々のマシンは非常にいい状態で、どのセッションでもほぼ最速でした。ポールポジションはやはり気分がいいし、一所懸命クルマの開発にあたってきたスタッフ全員へのご褒美になったと思います。ともかく、マシンは絶好調で、その証拠にPP獲得のほか、レースでもリードしていました。できればこの状態でシーズンインし、開幕戦のセブリングを戦いたかったですね」と語っています。

1999年のALMS初年度以来毎年一度以上ALMSレースに出場しているドライバーのひとりであるジョニー・モウレンは、「僕もトラフィックを活用するなどプッシュしまくりでアドバンテージをキープし、約束通り1位のままガイにバトンタッチしたんですよ。彼も信じられないほどのペースで走り、ピットストップでもマッスルミルクに負けていませんでした。彼らは2度目のイエローの間にピットインしたので、最後まで燃料がもつとは思えませんでした。しかし、彼らにとってラッキーだったことにその4周後から20分間もの長いイエローが続いたため、彼らは最後まで給油せずに走ることが可能となったのです。ダイソンレーシングの走りは、間違いなく勝利に値するものでした」と話しました。

今季で最後となるアメリカンルマンシリーズの最終戦は、10月19日にロードアトランタで開催されます。

2013.10.09
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