マツダ、ルマン90周年イベントに華を添える
本年90周年を迎えたルマン24時間レースにおいて、マツダはふたつのトピックスを提供し、記念すべき大会に華を添えました。
ネット投票および有識者に寄る各年代のベストルマンカー選抜において、マツダ787Bが1990年代の代表ルマンカーに選ばれたため、マツダはルマン90周年イベントへの招待を受け取りました。広島のマツダミュージアムに展示されていたマツダ787Bは、再びパッキングされ、フランスへと空輸されました。6月17日(月)に現地入りした同車は、サルトサーキット内の「レジェンドルマンカー」パビリオンに設置され、19日から一般に公開されました。マツダ787Bと同様に選ばれたマシンは、1920年のベントレーSpeed 6、1930年代のアルファロメオ8C、1940年代のフェラーリ166 MM、1950年代のジャガーDタイプ、1960年代のフォードGT40 MKII、1970年代のポルシェ917K、1980年代のポルシェ962C、1990年代のプジョー905(この年代だけ2台選出)、2000年代のアウディR10 TDI、2010年代のアウディR18 e-tronクアトロの10台。24時間レースを前にした22日12時30分過ぎ、これらレジェンドマシンは隊列を組んでサルトサーキットをパレードランしました。マツダ787Bのステアリングを握ったのは元マツダ契約ドライバーの寺田陽次郎さんで、「全てのポストのマーシャルが手を振る中、他のマシン達と一緒に走れて大変感激しました。この機会を与えていただき、大変光栄です」と語っていました。
もうひとつは、NPO法人が企画した東日本震災の被災地に住む中高生対象のルマンホームステイプログラムをマツダがバックアップしたことです。10名の子ども達が6月16日に日本を発ち、ルマン市内で語学とフランス文化を学ぶ授業を受け、週末には「課外授業」としてサーキットも訪れました。駆けつけたマツダ(株)毛籠勝弘執行役員に対し、そろいのオレンジ・ジャケットとキャップを身につけた子ども達は「このような素敵な体験をさせていただき、ありがとうございました。私たちの夢の実現に向けて、役立てていきたいと思います」と挨拶をしていました。このプログラムは主催者ACO、ミシュランタイヤ、トヨタTMGチームの協力も得て進められ、現地メディアからも注目を集めました。
2013.06.24
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