ダイソンレーシング・マツダMZR-Rは5時間でリタイヤ
アメリカンルマンシリーズ開幕戦セブリング12時間
フロリダ州セブリングスピードウェイで行われた第61回セブリング12時間レースに出場したLMP1マシン、#16ダイソン・ローラ・マツダは、ドライブトレイン部品のトラブルにより、レーススタート5時間の時点でリタイヤ。ダイソンレーシングは、ALMSシリーズ開幕戦でのシリーズポイント獲得を逃しました。
ドライブしていたガイ・スミスは、「カニンガムコーナーにさしかかった所で、バイブレーションが発生。バックストレートを走っている間にその症状が改善しなかったので、ピットに戻りガレージにクルマを運びました。今週末はマシンのフィーリングは素晴らしかっただけに、悔やまれます。クリスからバトンを受け継ぎ、レベリオンP1マシンの直後につけていました。彼らをパスすることはできたと思います。今週僕らがマシンに施したセッティングは間違っていなかったですね。レース結果にはガッカリだけど、次のレースでは良い所を見せられるでしょう」と語っています。
2013年は、ダイソンレーシングのプロチーム30周年にあたります。1974年にSCCAでレースを始めたチーム創始者のロブ・ダイソンがIMSA GTOクラスにステップアップしてプロチームとなったのは、1983年のことです。その後1985年に彼がポルシェ962をドライブして以来、長きにわたってプロトタイプレーシングの最前線に留まっています。アメリカンルマンシリーズの次戦は、カリフォルニア州ロングビーチのストリートトラックで行われるスプリントレースで、5週間後の4月20日に決勝レースが行われます。昨年このレースでダイソンレーシングは予選でポールポジションを獲得し、2位でレースをフィニッシュしています。
マツダMZRエンジンを搭載してセブリングに登場した2013年仕様のデルタウィングも、2時間で戦列を去っています。
2013.03.19
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