KERSハイブリッド搭載のローラ・マツダがALMSデビュー戦2位
クリス・ダイソン、ガイ・スミス、ジョニー・モウレン組のローラ・マツダMZR-Rが、アメリカンルマンシリーズ初開催のヴァージニア・インターナショナル・レースウェイ戦で総合2位フィニッシュしました。マイケル・マーセル、マーク・ピーターソン組もP1クラス3位となり、ダイソンレーシングの2台が揃ってポディウムにあがりました。
予選2位スタートの#16ローラ・マツダは、135周のレース中92周にわたって2位を走りました。最初の45分をダイソンが走り、その後中盤の約2時間をモウレンがドライブ。最後にスミスがチェッカーフラッグを受けました。ダイソンは、「終盤にペース維持が厳しくなり、作戦通りにレースが実行できなくなってしまいましたが、2台が完走できてポイントを獲得できたことは成果だと思います」、と語りました。「このレースからフライブリッド社製KERSハイブリッドシステムを導入しましたが、最初の印象はとても好ましいものでした。しかし、私たちのプロジェクトはまだ初期段階に過ぎず、10月のプチルマンまでに最適化を目指します」。
#20号車にとっては、より波乱に満ちたレースでした。オープニングラップの最初のコーナーでスピンしてロスし、さらにレース終盤には電気ハーネスの熱害によってレース続行が不能となってしまいます。それでもレース距離の70%以上は完了していたため、P1クラス3位が認定されました。
2012年ALMSシーズンは、5週間後の10時間1,000マイルの「プチルマン」レースで閉幕を迎えます。「チャンピオン争いはまだ決着がついておらず、何が起きても不思議ではありません」とスミスは話し、ダイソンも、「私たちは、現チャンピオンとしてランキングリーダーのマッスルミルクHPDに挑みます」と付け加えました。「私たちはここまで生き残って来たので、プチルマンでは今シーズンを良い結果で締めくくれるようにプッシュします」。
2012.9.16
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