ダイソン・マツダの#20マーサル/ラックス組が初優勝
2012 ALMS 第8戦ボルチモア・スポーツカーチャレンジ 9月1日

ALMS第8戦ボルチモア・スポーツカーチャレンジは、9月1日にボルチモアの公道を封鎖して造ったレーストラックで開催されました。この、シリーズのなかでも特に特殊なロードレースにおいて、ダイソンレーシングの#20マツダMZR-Rをドライブするマイケル・マーサルとエリック・ラックスが初優勝を飾りました。一方、#16ローラB12/66マツダも2位でフィニッシュしました。

#20はスターティンググリッドで、消火器に問題があることを指摘され、ピットで交換することを余儀なくされました。さらに、スターティングドライバーを務めたマーサルは、最初のコーナーのタイヤバリアに軽く接触してしまいます。再スタートしたときには29位までポジションを落としましたが、凄まじい挽回を見せ、彼の約1時間のスティントでトップまでポジションを回復させました。「ボルチモアのコースは初めてでしたが、今回はアグレッシブに攻めました。トップまで回復させたかったからです」とマーサルが語りました。

マーサルのコドライバー、エリック・ラックスは、「昨年はクラスこそ違いますが、このコースで2位を獲得しました。今年はさらに上を目指していましたが、マイケルが上手くバトンタッチしてくれました。このコースは、エンジンやタイヤにとってとても過酷です。マツダエンジンは、少しも息切れすることなくまわり、ダンロップタイヤも良い仕事をしてくれました。なにより、ロブ・ダイソンの戦略、ピットコールが素晴らしいものでした」とコメントしました。

「#16はハンドリングのセッティングに終日悩まされ、思うような走りが出来ませんでした。しかし、シリーズリーダーのマッスルミルクチームが電装系トラブルに悩まされている間に2位を獲得することができました。シリーズ戦は、あと2戦を残し、ポイントリーダーに8ポイント差まで詰めました。「今回の1-2フィニッシュは、ダイソンレーシングにとっても、マツダにとっても、ダンロップにとっても意味のある勝利だといえます。シリーズチャンピオンまで、あと一歩となりました」と、クリス・ダイソンが語りました。

2012.9.4
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