ダイソンレーシングがALMSロードアメリカで歴史的勝利
2012 ALMS 第7戦ロードアメリカ 8月18日

ワイオミング州エルクハートレイクで行われたALMS第7戦ロードアメリカで、またひとつ歴史的記録が生まれました。4時間の熱闘の末、ガイ・スミス駆る#16ダイソンレーシングのローラ・マツダが、ルーカス・ルーアのマッスル・ミルクHPDの猛追を振りきり、0.0832秒差で優勝しました。また、チームメイトのマイケル・マルセル、エリック・ラックス、トニー・バーゲスのローラ・マツダも3位に入賞しました。

接戦が生まれることで知られるこのコースでも、これは0.08秒差勝利は新記録です。#16ローラ・マツダは、101周レースの合計54周でレースをリードしていました。 90周目に最後のコーションラップが終了した時点でルーアはスミスから14秒遅れでしたが、そこから猛チャージを開始したルーアは、100周目にはスミスのマージンを30秒にまで縮めます。「ファイナルラップの最終コーナーでルーカスに抜かれてしまいました。ブレーキングの際に隙をつかれてしまったのです。しかし、そこからフィニッシュラインに向かう上り坂で今度は僕が逆転しました」とスミスは興奮気味に話しています。 昨年の同レースもこの2台は大接戦を演じており、その際は0.112秒差でスミスが2位に甘んじていました。

クリス・ダイソンは、最初の2時間半をドライブしました。予選でメカニカルトラブルが発生していたためグリッド後方からのスタートでしたが、9周目までに35位から2位にまで浮上。 その後マッスル・ミルクが水漏れで後退すると、トップを奪います。「今週末のクルマのバランスは最高で、ダンロップタイヤもマツダエンジンもグレートです」とダイソンは語りました。 「そこ(マッスル・ミルクの後退)からアドバンテージを築きましたが、彼らがそのまま追って来ないとは思いませんでした。僕らはライムロックで3周のリードを作っていながらパンクしてしまい、彼らに覆されたことがあります。 今回は、ガイがペースを守って走り、重圧をはねのけてホームに戻ってきたのです」

2012.8.21
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