ALMS最終戦 ダイソンMazda MZR-Rは惜しくもリタイヤ
2011 American Le Mans Series 最終戦
Petit Le Mans, GA, October 1, 2011

2011 ALMS最終戦が、インターコンチネンタル・ルマンカップとの混走レースとして開催された。既にシリーズチャンピオンを決めているダイソンレーシングは、積極的にトップを狙うも他車と接触し惜しくもリタイヤしてしまった。

#16ダイソンMazda Lola MZR-Rは、ダイソンのドライブにより最初のスティントで7位につけた。続くガイ・スミスが5位までポジションアップし、今回スポットで参戦したジェイ・コクランに交替。コクランは総合9位、ALMS参戦者中トップでダイソンにステアリングを渡す。さらにポジションアップの為、ダイソンが果敢に攻めるが、残り25分というところで他車と接触してオイルクーラーを破損、リタイヤを余儀なくされてしまう。規程周回数に達していたため、ALMSでは2位のポイントを獲得したものの、スミスは、「Mazda Lola MZR-Rは、まさに耐久レースにベストなレースカー。マツダエンジン、ダンロップタイヤ、ローラシャシーは完璧だった」と悔しそうにコメントした。
一方の#20 ダイソンMazda Lola MZR-Rは、スポット参戦ドライバーのブッチ・ライティンガーが不運にもスタート後1時間15分でクラッシュ、レース早々にリタイヤとなった。「ライムロックからALMSに参戦し、幸先良くスタートした後も毎戦で良いレースが出来た。この最終戦も同様に進めたかったが残念だ。しかし、全体的には本当に良いシーズンだった。ベルチモアで優勝できたし、マシンは毎回良く走ってくれた。チームのみんなも良くがんばってくれた」とアル・マサオードが語った。

ダイソンマツダは、クリス・ダイソンとガイ・スミスのシリーズチャンピオン獲得に加え、ダイソンレーシングがチームチャンピオンを獲得し、マツダがマニュファクチャラーズチャンピオン、ダンロップがタイヤタイトルを獲得した。さらにミシュラン・グリーンXチャレンジもダイソンレーシングが勝ち取るという好成績でシーズンを終えた。

2011.10.4
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