ALMS第8戦 ダイソンMazda MZR-Rが最終戦を前にして シリーズチャンピオンに決定
2011 American Le Mansシリーズ 第8戦 ModSpace American Le Mans Monterey, CA, September 17, 2011
ALMS第8戦が、マツダのホームトラック"マツダレースウェイラグナセカ"で開催され、#16 ダイソンMazda Lola MZR-Rが2位でフィニッシュ、同じく#20が3位とつづいた。これにより、ダイソンMazda Lola MZR-Rが最終戦を待たずして 2011 ALMSのトップクラスLMP1のシリーズチャンピオンに決定した。
ドライバーズチャンピオン、チームチャンピオンに加え、マツダがエンジンマニュファクチャラータイトルを獲得し、ダンロップがタイヤチャンピオンを獲得した快挙に、チームオーナーのロブ・ダイソンは、「30年間レースを続けて来て何度か優勝を獲得したが、今回は特別な思いがする」と語った。
レースでは、ポールスタートの#16がファステストラップを記録するなど、快調にレースをリード。チームメイトの#20とライバルのアストンマーチンの3台でトップを争う展開となった。1位こそ逃したが、お互いが正々堂々と実力をぶつけ合う好勝負だった。
クリス・ダイソンが、「マツダ、ローラ、ダンロップ、AERがシーズンを通じて強いマシンを提供してくれた。マツダとの3年計画のまさに頂点となる年にシリーズチャンピオンを獲得出来て本当に良かった」と語り、ガイ・スミスが、「マツダエンジンはシーズンを通じてとても信頼性が高く強かった。また、我々が2年前にダンロップタイヤと契約した時、誰かがギャンブルだと言ったけど、我々の選択が正しかったことが証明できた。G-OIL、モッドスペースにも、初めての優勝をもたらすことができてとても嬉しい。まさにチームで勝ち取ったシリーズチャンピオンだ」と続けた。
北米マツダのジョン・ドゥーナン モータースポーツ担当役員は、「今日は、ドライバー、チーム、マニュファクチャラーの3つのチャンピオンを一度に、しかもホームトラックで獲得できたという特別な日となった。絶え間なく努力してくれたダイソンレーシングやマツダ、AERの全員に感謝したい。IMSAでのマニュファクチャラーズチャンピオンは、20年前にRX-7がGTOクラスで獲得して以来となる。マツダの"ネバーギブアップ"精神の勝利だ」と振り返った。
2011.9.21
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