ALMS第6戦 接戦の末、#16 ダイソンMazda MZR-Rが2位表彰台
2011 American Le Mansシリーズ 第6戦
Time Warner Cable Road Race Showcase, WI, August 20, 2011

ALMSシリーズ第6戦は、ゴール直前までもつれ込んだ接戦の末、#16ダイソンMazda Lola MZR-Rが惜しくも優勝を逃したものの、2位表彰台を獲得した。ゴールしたときのトップとの差は、わずか0.112秒だった。

レースでは#16 Mazda MZR-Rが抜群の速さを見せ、トップを走る#6アストンマーチンを追いかける展開だった。#16 MZR-Rは、ゴールまで残り10周、スタートから2時間というところでレースのファステストラップを記録。1'52"517というタイムは、自身が予選のスーパーラップで叩き出したタイムの0.1秒落ちという速さ。スミスは、「マシンは最後まで素晴らしく速かった。ダンロップタイヤのグリップも最後まで落ちなかった。途中何度も周回遅れに捕まり、その度に5-6秒落とし、また追いつきの繰り返しだった。後少しのところだったので悔しいが、4時間のハードな連続走行で、Mazdaの強さを証明できたと思う」と語った。

#20 Mazda MZR-Rのスターティングドライバーを務めたスティーブン・ケーンも、序盤素晴らしい走りを見せた。2番グリッドからスタートし、オープニングラップでポールスタートの#6を捕らえ、19周目までトップを走り、さらに24周から37周までトップを走り続けた。「良い走りができた。途中アストンに抜かれても、すぐに抜き返すことができた。今回のレースで、我々は思っていた以上に競争力が高いことがわかった」とスティーブンがレースを振り返った。

しかしながら、36周でハマイド・アル・マサオードにドライバーチェンジした#20は、その後9周でラジエターから液漏れが発生。順位を落とし、そのままリタイヤしてしまう。ハーマイドは、「不運にもラジエタートラブルでレースが終わってしまった。とても残念だが、我々のパフォーマンスは素晴らしいことがわかった」と語った。

2011.8.25
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