豪雨のレース、#16 ダイソンMazda MZR-Rが2位獲得
2011 American Le Mansシリーズ 第5戦 Mid-Ohio Sports Car Challenge, OH, August 6, 2011
激しい豪雨でレース終了10分前に赤旗中断となる波乱の展開となったALMS第5戦。クリス・ダイソンとガイ・スミスの#16ダイソンMazda Lola MZR-Rが2位でフィニッシュし、確実にポイントを獲得。シリーズチャンピオンにまた一歩近づいた。一方、チームメイトの#20ハマイド・アル・マサオードとスティーブン・ケーンは、スタートから55分経過した時点で側壁にヒットし、戦線を離脱した。
ガイ・スミスがスターティングドライバーを務め、スタートから50分までは、#6アストン・マーチンとの接戦を繰り広げつつもトップを維持した。しかし、最初のイエローフラッグの後の再スタートで#6にトップを奪われる。「なかなか激しい接戦だった。差を広げようとしたが前車に詰まってしまい追いつかれてしまった。最初のイエローフラッグの時、クラッシュした車両の破片を拾ってしまい、一方、#6が再スタート同時にスリップに入って来た」とスミスが振り返った。レース後半をドライブしたダイソンは、レース終了まで残り55分というところで2位につけていた。チームマネジャーのマイケル・ホワイトは、ダイソンに無線で「#6はすぐ前にいる。どうする?」と伝え、ダイソンは「追いついてみせる」と答えた。しかし、数分後サーキットに雨が降りつける。84-89周、91-92周、95-96周と、豪雨のためクラッシュする車両が続出し、イエローフラッグが振られ、ダイソンは#6とバトルするチャンスを失う。雨はますます酷くなり、レース終了10分前に赤旗中断となった。
クラッシュしてしまった#20のケーンは、「昨日の予選は良かった。決勝でも車両の調子は良かったのだが、なぜ側壁にヒットしてしまったのかわからない」と語った。
次のALMS第6戦は、ウィスコンシンのロードアメリカ。8月20日(土)に開催となる。
2011.8.11
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