2010年ALMS最終戦 MAZDA MZR-R クラストップで予選を通過するも決勝でリタイヤ
2010 American Le Mans シリーズ第9戦 プチ・ルマン
Road Atlanta, ジョージア州, October 2, 2010
昨年のプチ・ルマンで優勝したダイソンレーシングは、今回の予選をクラストップで通過。ポールポジションからのスタートとなり決勝での活躍が期待されたが、200周目でミッショントラブルが発生し戦線離脱。残念な結果に終わった。
スターティングドライバーを担当したダイソンは、58周を走行後にピットイン、給油とタイヤ交換しアンディ・メイリックと交替した。「レース運びは計画通り進んでおり、勝てるペースで走行していた」とダイソンはコメントした。
今シーズンのセブリング12時間レースで初めてダイソンレーシングに加わり、ダイソンとスミスと共に、今シーズン初の表彰台を獲得したメイリックは、「運転して、とても素晴らしいクルマだ。シリーズ中で一番速いクルマだと思う」と語った。121-189周を担当したスミスは、無線から「クルマはとても快調で、バランスが素晴らしい」と伝えた。
その後、クリス・ダイソンのドライブ中にトラブルが発生した。「6速にシフトアップした後、なにかが抜ける感じがしたのですぐにピットインした」とその時を振り返った。ミッショントラブルは時間内に修理することができないレベルであり、チームはリタイヤを決めた。スタートから4時間20分を経過し、快調にクラス2位を走行しているときの事だった。
一方、ヨーロッパから参戦した「Team Mazda France OAK racing」のペスカローロP2マシンが3位に入賞した。
今シーズン、ダイソン・マツダMZR-Rは、8月のミッドオハイオで総合優勝を飾った。ガイ・スイスにとって、マツダ、BPバイオ燃料、カストロールにとって初となるALMS総合優勝となった。スミスはマツダ・レースウェイラグナセカで、自身初となるALMSポールポジションを獲得し、この最終戦プチ・ルマンでもポールを獲得した。チームはシリーズ3位を獲得し、ドライバーズチャンピオンでは、クリス・ダイソンが3位、ガイ・スミスが5位でシーズンを戦い終えた。
2010.10.7
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