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BPマツダMZR-R
2010年ALMSに新バイオ・レース燃料車でフル参戦
BPマツダMZR-RでALMSに挑戦中のダイソンレーシングは、2010年シーズンを新バイオ・レース燃料でフル参戦すると発表した。チームは、昨シーズンのラスト2戦でイソブタノールとエタノールを使用した新バイオ・レース燃料を実戦テストしており、この実績からALMSはイソブタノールの本戦での使用を認めた。ALMSの開幕以来、5年間で初めての新燃料となる。
燃料油脂メーカーのBP社はバイオフューエルの開発とレースの高性能エンジンでの走行テストで他社をリードしており、レースでのテストにより、日常ユースでの使用に耐えるデータを得ることができるとしている。BP社は北米マツダとのパートナーシップにより、レースでの開発・テストを可能としており、2010年ALMSの初戦であるセブリング12時間レースから同イソブタノールを導入する。
「小排気量ターボチャージャーエンジンを使用するALMSは、バイオフューエルをテストする絶好の場であり、マツダは我々にベストな燃料を開発する知識と経験を提供してくれる」とBP社のティム・ヘイズは語った。
「マツダとBP社の技術提携が次の段階に進めることをとても嬉しく思う。我々の2.0リッターターボのMZR-RエンジンでBPの環境にやさしいイソブタノールを開発することは、将来の公道での使用を見据えた画期的な技術提携といえる。」と北米マツダの商品開発責任者のロバート・デイビスは語った。
昨年のプチ・ル・マンでは、新バイオ・レース燃料を使用するDysonマツダMZR-Rがポイント圏外ながらクラストップでフィニッシュしているだけに、2010年シーズンは大きく期待できる。
2010.3.17