マツダ人馬一体チームは、13位完走
メディア対抗ロードスター4時間耐久レース

9月7日(土)に筑波サーキットで開催された第23回メディア対抗ロードスター4時間耐久レースに出場したマツダ人馬一体チーム(マツダ株式会社 常務執行役員・藤原清志さん、常務執行役員・毛籠勝弘さん、執行役員デザイン本部長・前田育男さん、商品本部ロードスター開発主査・山本修弘さん、マツダドライビングスクール・佐藤政宏さん)は、予選21位からスタートし、13位完走を果たしました。

このチームで恒例のメディア対抗筑波4時間レースに出場するのは、昨年に引き続き2年目です。しかし、昨年はガス欠によって最終ラップでストップするという憂き目にあっています。監督兼チーフドライバーの山本さんは、激務の日常業務の傍らドライビングトレーニングのメニューを考え、有識者や現役レーシングドライバーの教えを求めて、「速くて燃費の良い走り方」をメンバーに伝授しました。レースシミュレーターで特訓するメンバーもありました。これらは、Zoom-Zoomを謳うこの会社の姿勢を示すという至極まじめな考えにもとづいています。

公式予選では昨年大会で自己ベストを更新し、スターティンググリッド位置の押し上げを図りたいエースの前田さんがアタックドライバーです。しかし、少し肩に力が入りすぎたか、前年タイムに及びません。予選グリッドは昨年から10 ランクの後退です。ところが決勝レースでは、スタートドライバーの山本さんがいきなり、猛チャージを見せ、スタートから約30分で10台近くを置き去りにしました。その後、セーフティカーランが6周ほど入り、燃費制限が緩くなったこともあり、各チームはペースを上げ、アグレッシブなコンペティションを展開します。そのバトルにもめげずノーコンタクト、ノーアクシデントで毛籠さん、藤原さん、佐藤さんとつたないだ人馬一体チームは、最終ランナーの前田さんへと望みを託します。燃費計とにらめっこだったチームは、終盤に燃料残量に余裕を感じ、前田さんにはペースアップを指示。前田さんはトップチームに引けを取らないタイムで周回し、周囲を驚かせます。そして、4時間目のチェッカーフラッグを13位で受けることになりました。周回数も昨年より1周多い179周をクリアしています。目標の完走を果たしたチームは、最後に合い言葉である「Be a Driver」と声を合わせ、感激を共有していました。

2013.9.9
Page Top