JEVRAレースに改良型デミオEVが出場

7月21日(日)に筑波サーキットにて電気自動車レースが開催され、足回りを中心にパフォーマンスアップを図ったデミオEVが出場。夏の50kmレースで完走を果たしました。

今回、デミオEVは課題だった車高をしっかりとダウン。ドライバーの菰田潔さんは、練習走行を終えて「コーナリングがスムーズになってふらつかない。トラクションもいい。ターンインで少しタイヤが逃げるけど、足は思ったほど固くなく、足自体はSタイヤ(アドバン048 195/50R16)に負けていない。一緒に走っていたリーフの連中に『菰田さんすごく楽しそうに走っていたよ』と言われるほど」と高評価。ちなみにこの足は、ノガミプロジェクトがスーパー耐久レース用デミオから得たノウハウでチューニングしたアラゴスタ製で、チーム担当者いわく「ドンピシャではまった」とのことです。予選タイムは1分16秒959で8台中6番手。既に熟成の進むリーフの12秒〜14秒台と比べてもまずまずのタイムでしょう。

決勝レースは、やはり熱と電気容量不足が課題です。菰田さんは、「今回は完走することが目標」と。全25周で行なわれる決勝スタート後は、2台のリーフとともに走行。「ハンドリングが軽くキビキビした走りで、苦労しているリーフを横目に走れるのは非常に面白かった。7周目までは余裕をかまして走行していたけれど、バッテリーの減りが早いということで抑えて走ろうと思ったら手遅れだった」ということでレース後半ではペースを落としての走行を強いられました。結局予選よりもポジションをひとつ落とすことになりましたが、最後に先行車が電欠でチェッカーを受けられなかったため、6位でフィニッシュしました。

菰田さんは、「足はこのままでいいので、次回の袖ヶ浦(10月20日)までにバッテリーのほうをもう少しなんとかできれば」とコメント。次回の菅生(9月16日)は欠席するとのこと。第5戦袖ヶ浦では是非優勝争いに加わってほしいですね。

Text by Y. Aoyama
2013.7.23
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