トークライブ「アキバモーターショー」でデイトナ報告会

2月19日(火)に東京・秋葉原の複合文化施設「アキバUDX」にて開催されたトークライブ「アキバモーターショー」で、本年のデイトナ24時間レースへの参戦報告会が行われました。

マツダSKYACTIV-Dレースエンジンを搭載してデイトナ24時間レースに出場した3台のマツダ6 GXは、いずれもエンジン関連のトラブルによりリタイヤとなりました。このプロジェクトに参加するため渡米したドライバーの寺田陽次郎さんは、ついにレースでマシンに乗ることなく終わってしまいましたが、マシンの印象や出場するまでの経緯などをこのトークショーで語りました。「新しいディーゼルエンジンでのチャレンジは、とても希望に満ちています。ロータリーとは違った走り方やクルマのセッティングが必要ですが、このエンジンを育成することでルマンや、これから各地域に拡大していこうと言うルマン形式のレースにマツダエンジンが使えるようになることを意味しています。今回は3台ともリタイヤだったので、ちゃんと熟成してからレースに出すべきだったのでは、という批判が起きるかと思いましたが、マツダUSAのディレクターは “レースなのでこういう事態は想定の範囲内。それより実戦でクルマを鍛えることに意義がある”、ととても前向きなんです」と寺田さんは語っています。トラブルが起きたエンジンには対策が施され、寺田さんとチームを組んだヤングタイガー達が3月2日にオースチンで行われるグランダム第2戦に出場することになります。

トークショーの後半は、マツダの技術企画を担当されている上村昭一さんがマツダのアメリカにおけるドライバー育成プログラムなどについてプレゼンテーションし、改めてSKYACTIVテクノロジーについてわかりやすく解説しました。ネットを通じて応募のあった約50名の出席者は、寺田さんのトークとあわせてこちらの技術解説にも耳を傾け、中にはメモを取りながら聞き入る方もいらっしゃいました。その後の交流会では、多くの方々からマツダのモータースポーツ活動に対する期待や激励の言葉などが聞かれました。

2013.2.21

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