岡山に2台のワールドチャレンジャー、現る。
GTドライバーもやってくる。
MAZDA FAN FESTA 2012 in OKAYAMA (12月9日)
12月9日(日)に岡山国際サーキットで開催されるMAZDA FAN FESTA 2012 in OKAYAMAに、本年世界に挑戦したマシンが2台登場します。1台は11月に行われたマカオGPから戻ったばかりの「ナイトスポーツRX-8」で、もう1台は8月のワールドタイムアタック(オーストラリア)に出場したRE雨宮「ハリケーン号」FD RX-7です。
ナイトスポーツRX-8はマカオGP速報でご存知の方も多いと思いますが、傷だらけだったにもかかわらず決勝レースで22台抜きの荒技を見せ、観客席を多いに沸かせました。11月末に成田空港に到着したRX-8は、突貫工事で壊れたデフを修復し、岡山に駆けつけます。チーム代表の中村英史さんによると、「クルマはちゃんと走れる状態で岡山に持ち込みますが、ノーズの完全修復は間に合いません」。とのこと、生々しい姿のRX-8を前にレース報告が聞けそうですね。さて、一方、初めてワールドタイムアックに挑んだRE雨宮の「ハリケーン号」は、本年の東京オートサロンでも注目を集めた20B 3ローター+ターボの純粋REチューンマシンです。イースタンクリークレースウェイで行われたイベント当日は、エース谷口信輝のドライブで決戦に臨みましたが、地元勢の前に6位に終わりました。雨宮さんによると、「優勝したエボは、もうチューニングカーと言うレベルではない。スペシャルマシンだね。でも打倒する方法はある」と早くもリベンジに燃えています。この2台のワールドアタッカーの走りが見られるだけでも魅力満点だが、このイベントには元SUPER GTドライバーが2名出場します。ひとりは、ナイトスポーツRX-8をドライブする谷川達也さんで、もうひとりはマッハ号GT300をドライブした経験を持つ桧井保孝さん。今回はスーパー耐久ST-3クラスのWW2 RX-7をドライブする予定です。広島出身の桧井さんは、ルマンにも出場したことがあります。彼らの一流の走りも大変楽しみですが、ハリケーン号をドライブする松本克久さんの走りにも期待したいですね。松本さんは、RE雨宮のチューニングカーの開発を手がけるいわば陰の実力者。ハリケーン号のパフォーマンスを引き出すテクニックに注目しましょう。
こんな異色の組み合わせが楽しめるのもマツダファンフェスタの特色です。いよいよ、フェスタは来週に迫りました。皆さん、それぞれ暖かい防寒スタイルでイベントをお楽しみくださいね。
2012.12.3
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