世界最大のロータリーユーザーの集い「SEVENSTOCK14」、
開催される

去る10月29日(土)、米ロサンゼルス郊外のポモナ「フェアプレックス」複合施設の駐車場にて、全米のロータリーファンが集まる「SEVENSTOCK」が開催されました。南カリフォルニアのロータリー車愛好クラブが主体となって運営される同イベントは、今回で14回目となりました。

ポモナ・フェアプレックスはドラッグレース場やゴルフ場も併設するなど広大な敷地にあり、まさに会場の規模はアメリカンスケール。巨大な展示設備の屋内展示の他、この季節でも穏やかな晴天が続くカリフォルニアらしく屋外駐車場にも分かれ、全米各地から集まった多数のロータリーオーナーカーが並びました。展示車は、古くはRX-2(カペラロータリー)、RX-3(サバンナ)、R100(ファミリアロータリークーペ)から、米国で人気のあったBトラック、各世代RX-7やRX-8など合計数百台の規模。それ以外にカローラなどの他銘柄にREを搭載した変わり種なども参加していました。今年は、北米マツダが新たにレストアした「マツダ787」56号車、エンジン換装で調子を取り戻した「RX-792」77号車の4ローターエンジンのブリッピングやバンドの演奏、ビンゴゲームなどが行われ、RE愛好家達は一日を楽しんでいました。

プロシード・ロータリー(Bトラック)が、想像以上に台数が多かったのが驚きでした。アメリカ版「旧車会」があって、各方面からの参加車両を集めたようです。エンジンまでキラキラに塗装されていたり、ばっちり磨かれているクルマがほとんど。ドリフトカーも多く見られました。コスモ(RX-5)は1台ありましたが、ビッグルーチェ(RX-4)やユーノスコスモは見当たりませんでした。 それでも、アメリカで、こんなに多くのマツダ車が生存しているとは思わなかったので、それは感激でした。なつかしい時代のRE車が今も愛用されていてオリジナリティを残しながらもオーナーさんの愛情も表現されているので、さすが自由の国だな!と感じました。「Long Live the Rotary!」というイベントテーマは正解、と思いました。(特派員レポート)

2011.11.7
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