広島のショッピングモールで、マツダ787Bがデモ走行
9月19日(日)に、カリフォルニアで「セブンストック13」の余韻冷めやらぬ頃、マツダの本拠地・広島では「マツダ787B」(国内レース仕様)が迫力の4ローターサウンドを轟かせた。
このデモンストレーションランは、広島市交通科学館が主催する「モーターフェスティバルHiroshima 2010」の一部として、広島市西区のアウトレットモールの駐車場において行なわれたもの。昨年7月にも同館主催の走行イベントが同じ場所で開催されており、コスモスポーツのマラソン・デ・ラ・ルート仕様車、マツダRX-500(1970年発表のコンセプトカー)、マツダ787Bの3台のマツダ車は、二年連続のデモ走行となった。当日の広島市の天気は快晴。広島湾に臨む会場には朝早くから大勢のファンが来場し、県外ナンバーのクルマも多数集結。主催者発表によると、昨年の同イベントを3,000人上回る14,000人が来場したとのこと。今回デモ走行を行ったマツダ787Bは、シャシーNo.003の国内レース(JSPC)仕様車で、1991年10月のJSPC・インターチャレンジFUJI1000kmレースで3位表彰台を獲得した実績を持つマシン。2007年にマツダ本社で動態レストアに着手し、2008年に現役当時の姿で復活。その年に、東京・台場で開催された「モータースポーツジャパン2008」でレストア後初めてとなるデモ走行を披露し、今回で通算3回目のデモ走行となった。
デモ走行は午前・午後にそれぞれ1回ずつ行われ、R26Bエンジンの高らかなブリッピング音を会場一杯に響き渡らせてコースイン。特設コースは奥行きが約100mで、幅は15mほど。787Bにとってはあまりに狭いスペースではあったが、ドライバーをつとめた地元・広島市出身の檜井保孝選手はコース両端でアクセルターンに成功。大勢のファンから拍手喝采を浴びていた。
2010.10.01
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