チャージカラーのAZ-1が富士K4耐久に登場
AZ-1オーナーズクラブ「チケットウインドウズ」は、8月12日に富士スピードウェイで行われる「K4-GP '10 FUJI 500km耐久レース」に参加する。K4-GPとは、FIA公認の国際サーキットにて軽自動車で行うモータースポーツ。このイベントは通常のレースとは異なり、最低限のレギュレーションのもと、旧車を改造したものからかつてのグループCカーのレプリカまでユニークなマシンが数多く出場する。言い換えればややこしい規則に邪魔されず、己のポリシー、プライド、自惚れをぶつけることのできる数少ない人気イベントとなっている。オイルショック前の日本のレースが面白かった頃のノリが多分に含まれているといっても良いだろう。
「チケットウインドウズ」が用意するマシンは、「チャージカラー」に彩られたオートザムAZ-1。2007年にはF1マレーシアGPも行われるセパン国際サーキットにおいて、栄光のカーナンバー「55」をつけ、K4-GP 24時間耐久レースに出場。その実績が認められ、2009年には広島市交通科学館主催の企画展で、動態保存されているマツダ787B (スプリント仕様)と、2008年に復活したいにしえのコンセプトカー、RX500の間に挟まれて40日間以上にわたって展示されたことがある。
チームは、「今回のFUJI 500kmレースは、来年2月のK4-GPセパン24時間耐久レース出場のためのセッティングが目的です。赤道付近にあるサーキットで、約2500kmほどの長距離を走行するため、夏場の調整は欠かせません。海外サーキットでは燃料に砂が入っていたり、スコールがあったらコースが川のようになったりして大変なこともあるのですが、栄光のカーナンバー55に恥じぬ走りをしてきます。将来はニュルブルクリンク24時間レースにも出てみたい」と、意気込んでいる。
2010.8.3
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