全日本ラリー「ハイランドマスターズ」でRX-8がJN1クラス優勝
10月12日(土)・13日(日)に岐阜県高山市周辺で全日本ラリー第8戦「MCSCラリーハイランドマスターズ」が行われ、この伝統的ハイスピードターマックラリーに今季全日本戦初出場の中村晃規/藤原直樹組が嬉しいキャリア初優勝を飾りました。なお、JN2クラスには5台のデミオがエントリーし、Mスポーツの加藤辰弥/西江浩和組が3位となりました。なお、岡田孝一、いとうりなは共にデイ1でリタイヤでした。
モンデウス飛騨位山のスキー場をスタートしたラリーカーは全部で40台で、JNクラスはそのうち5台でした。このクラスでは、今季2勝しているマツダRX-8の難波巧/石下谷美津雄組と中村/藤原組の2台による一騎打ちとなりました。今季2勝の難波を10年ぶり4回目の全日本出場となった中村がSS1からクラスをリード。デイ1は1秒以内のクロースバトルを展開しました。難波がデイ2のSS8で中村を7秒上まわるステージベスト記録しましたが、最終SSで中村が難波を18秒引き離すタイムを出し、自身の全日本ラリー初優勝を決めました。中村さんは、「路面がハーフウェットだったのでRX-8が得意とするコンデションではなかったのですが、タイヤの感触がよく、SS1からイケると感じていました。デイ1では難波さんとのタイム差が拮抗し、わずか1.6秒差のトップで折り返すことができました。デイ2はほぼドライで難波さんがスパート、SS7とSS8で約10秒差をつけられましたが、そのリピートとなるラスト2本のSS9,、SS10では集中して攻めた結果、難波さんに21秒差をつける会心の走りができました。今年の目標はオールスターラリーフェスティバルに出場して優勝することです」と歓びを語ってくれました。
JN2クラスは、加藤さんが3位となったことで、ポイントランキングでは岡田さんと0.6ポイント差の4位に迫っています。
2013.10.23
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