全日本ラリー丹後でJN1難波RX-8が連勝
8月24日(土)・25日(日)に京丹後市を中心に丹後半島を縦断するターマック林道を舞台に全日本ラリー第6戦丹後半島ラリーが開催され、前戦モントレーで初優勝した難波巧・石下谷美津雄組のマツダRX-8がJN1連勝を果たしました。
今回設定されたルートは、ツイスティなコーナーが連続するテクニカルセクションが特徴で、スタート時にはラリー前日のゲリラ豪雨の影響によって路面に木の葉や泥などが散乱している状況でした。その後も低気圧前線が西日本を通過したため、丹後半島も不安定な天候が続きました。その中、難波・石下組RX-8がデイ1最終のSS12を終えてトップに立ち、2位に日産マーチが19.8秒差で、さらに3番手には鷲尾・内田組ダイハツストーリアX4が23.9秒差で続きました。その後2位が脱落したため、難波さんのRX-8がノートラブルで独走。JN1クラス連覇を達成しました。なお、3位には国沢光宏/木原雅彦組の日産リーフEVが入り話題となりました。
難波さんは、「今年からJN1でRX-8が参加可能と聞き、ターマックラリーに絞って可能性を検討しました。テスト的に第1戦の唐津にエントリーしましたが、やはり課題も多くそこを約3ヶ月間のインターバルで修正してモントレーに臨みましたがここでの優勝は正直ビックリしています。続く丹後でもハンドリングの良さやパワーを生かせるSSに的を絞ってタイムを稼いだことが優勝できた要因だと思います。残りのハイランドと新城のターマックラリーでも優勝を狙っていきます」と語っています。
JN2クラスの岡田孝一さんはデイ1最終ステージでショッアブソーバーが折れて今回も3位でしたが、同じデミオの加藤辰弥さんが6位入賞、そして、紅一点のいとうりなさんが7位に初入賞しました。りなさんは、「広めのコースだったので、レッキの際はラインどりを考えながらペースノートを作りました。デイ1は珍しく、タイム的に周囲に絡むことができ9番手でした。デイ2ではウエット路面で視界の悪い霧の中、クラス5番手タイムも出すことができたので、やっとそこそこの走りができたなぁと思いました」とコメントしています。
2013.8.31
|