D1グランプリ開幕のお台場でRE雨宮RX-8は総合3位
2012年のD1グランプリ開幕戦が4月13日・14日に東京・お台場の特設会場で行われ、末永正雄がドライブしたRE雨宮RX-8は、決勝トーナメントの追走に進出し総合3位に入りました。
今年のコースは、トータル5カ所のターンからなるコースレイアウトで、助走区間から振り出して緩い右コーナーを飛び出し、振り返して左の第2、第3コーナーへ。
再び振り返して右第4、第5コーナーまでドリフトでつないでいくものです。特設コースゆえに全体的にタイトでエスケープゾーンがなく、ワンミスがマシンに大きなダメージを与えかねない過酷なステーシです。
予報とおり、13日未明から東京地方は雨が降り出し、路面は前日のドライから一転して完全ウエットとなります。特に、審査員席がある第3コーナー付近には足をすくわれかねない深めの水たまりができるほど。
RE雨宮レーシングの末永は予選の単走予選で16番手となり、ギリギリで追走進出を果たしました。
トーナメント形式の追走で、末永は次々と強豪ドライバーを打ち負かし、ベスト4に残りました。準決勝は、昨シーズンのチャンピオンカーに乗る古口美範(シルヒア)との対戦です。小口は、追走に入ってから尻上がりに調子を上げています。 このカードは昨シーズンの第1戦お台場のベスト8でも組まれており、その時は末永の敗退で終わっています。あれから進化を遂げたRX-8で一矢を報いておきたいところ。先行は末永で、進入時の角度は末永か上回っています。これまてと同しく安定感に優るドリフトです。
3コーナーから古口がインに入ってきましたが、両者ともミスなく1本目を終えることになりました。入れ替わった後追いでは果敢にインに食い込みたかった末永でしたが、振り返した第2コーナーで角度がつきすぎてハーフスピン状態となり、ドリフトをやや戻すという姿勢の乱れがありました。ラインも小さくインカットする手痛いミス。
このミスを取り返さんとばかりに第3コーナーから先ではピタピタに合わせますが、ミスが響いてここで敗退。3位決定戦へと進み、そこで相手を退けて総合3位を確定しました。
RE3雨宮レーシングは翌15日に行われた特別戦チャンピオンズにも出場し、単走で100点をマークするなど末永正雄とRX-8は活躍し、会場をおおいに盛り上げました。
2012.05.02
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