全日本ダートトライアル開幕戦、OKUYAMAデミオは9位

3月25日に栃木県の丸和オートランドで本年の全日本ダートトライアル選手権開幕戦が開催され、名門チームオクヤマからDE5FSデミオ・ストポルトでPNクラスに出場した佐藤秀昭は、2本を走行し9位のリザルトを残しました。

2012年の開幕戦となった丸和オートランド那須は、開幕戦にふさわしい快晴に恵まれました。しかし、コースは禅師の雨により朝のうちはウェットで、次第に乾きつつある状態でした。1本目のトライは、佐藤の出走順が早く、シードドライバーの前に走らなければならないこともあり少し戸惑っていましたが、佐藤は冷静にドライビングし、2位以下に2秒の差を付ける大差でベストタイムをとることができました。コースがほぼドライとなった2本目は、各車大きくタイムを伸ばし第1ヒートのタイムは参考タイムとなってしまいます。佐藤は中盤までのスプリットタイムでは圧倒的な速さで走行しました。しかし、「オクヤマデミオのテビューウィンを獲るそ」(佐藤)という意気込みは空回り。コース終盤に設定された「島周り」のタイトコーナーの進入でオーバーランし大きくタイムロスしてしまいます。リザルトは、9位でした。

佐藤は、「不甲斐ない走りを見せてしまい、申し訳ないです。反省しています。しかし、クルマとタイヤのマッチンクはもとてもいい方向に仕上がっています。次の大牟田(福岡県)では良い結果を出します」と語っています。他のPNクラスのエントラントも佐藤とデミオ・スポルトの速さには目を見張っていました。今後の成績次第では、チャンピオンも期待できそうです。

2012.04.04
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