3月10日(土)に富士スピードウェイで本年のスーパー耐久シリーズ合同テストが行われ、かねてから噂のあったDE5FSデミオのST5仕様車が正式にエントリーを表明しました。

真新しいデミオ1.5を駆るのは、マツダ車チューナーで知られるTEAM NOPROの野上敏彦さんと野上達也さんの親子です。第三ドライバーはまだ未定とのことです。野上敏彦さんはかつて、RSロータリーやマツダ757で耐久レースにも出場したベテランで、現在はノガミプロジェクトの代表としてロードスターのチューニングや耐久レース車の製作などを行っています。長男の達也さんは、会社員生活の傍らレース活動を続けており、近年では筑波のロードスター・パーティレースIIや富士チャンピオンレースNCロードスターレースなど、ナンバー付きレースで活躍しています。

合同テストでデミオを走らせ、他の同クラスマシンとの比較ができたこの日、野上(敏)さんは次のように語りました。「マツダ車でレースを盛り上げようと、久しぶりにS耐に戻ってきました。デミオは車重が軽く、ハンドリングが良いのでポテンシャルはあると思います。今日はまだ転がしただけなので、タイムアップのためのセッティングはこれからですが、手応えは掴めました」。 BMW Z4、メルセデスSLS AMGなどのスーパーカーから、RX-7、インデグラ、フェアレディZなどの国産スポーツカー、そしてヴィッツやフィット、デミオなどのコンパクトカーまでが混走する今年のスーパー耐久レースは、見所満載。開幕戦は、3月25日(日)に富士スピードウェイで開催されます。MZRacingでは、もちろんこのNOPROデミオの他、これまでどおり岡部自動車RX-7もレポートします。どうぞお楽しみに。

2012.3.14