袖ケ浦フォレスト・レースウェイでパーティレース公式戦初開催
ロードスター・パーティレースII第3戦
7月29日に千葉県の袖ケ浦フォレスト・レースウェイで「ロードスター・パーティレースII」の第3戦が開催されました。同サーキットでのパーティレース公式戦は今回が初ということに加え、指定タイヤのブリヂストン製「POTENZA RE-11A」が初導入とういうことで注目が集まりました。
第3戦は全クラスで27台がエントリー。今回はクラブマンクラスの開催はなく、NC2シリーズクラス、NC1シリーズクラス、NBシリーズクラスの混走でレースが行われました。予選ポールは、前戦欠場していたNC1シリーズクラス絶対王者の加藤彰彬が獲得。朝から気温30度を超える厳しい路面コンディションの中で唯一1分20秒台の好タイムをマークしました。決勝レースは、PP加藤彰彬が好スタート切り、序盤で逃げ切り体制を確立し、ポール・トゥ・ウィンを果たします。2位は辻かずんど、3位は現在NC1シリーズクラスのポイントリーダーである田原大助となりました。総合4番手には小林大作が入り、NC2シリーズクラス優勝。泉多美宏はクラス2位(総合5位)、登坂紀が3位(総合6位)でチェッカーを受けました。NBシリーズクラスは、2011年から公式戦無敗記録を更新する芦田隆広が、袖ケ浦でも安定した強さを見せクラス優勝(総合17位)を獲得し、同クラスの2位(総合18位)には山崎巌が入り、3位(総合17位)には荻野英智が嬉しい初表彰台となりました。なお、今回は往年のワークスドライバーである津々見友彦さんが参戦しましたが、排気系のトラブルにより残念ながら決勝リタイアとなりました。
注目された「POTENZA RE-11A」については、発売から時間が限られていたこともあり、従来の「POTENZA RE-11」で参戦するドライバーが多く、明確な評価は出ていません。とはいえ、「POTENZA RE-11A」の使用者からは「走り始めてすぐにグリップが上がり、コーナリング中の安定感も増してレースコントロールがし易くなった」との意見が聞かれました。
次回のパーティレースは、9月1日に筑波サーキットへ舞台を移し、「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」との併催で第4戦を迎えます。
2012.08.13
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