6月30日・7月1日に北海道洞爺町を中心に開催された全日本ラリー第4戦ARKラリー洞爺のJN2クラスに5台のデミオが出場し、ラリー歴22年のベテラン上原淳(川越市・48歳)さんが、クラス優勝を果たしました。すばらしい結果でしたね。以下は、上原さんご自身のコメントです。

上原さん　「今回はマシンの準備がギリギリになってしまい、シャフトさん(ラリーショップ・大桃千明代表)からフェリーに乗る寸前に渡されたような感じでした(笑)。レッキ(下見走行)で多少走れると踏んでいましたが、レッキではノーマルタイヤでの走行だったので本当にSS1がシェイクダウンみたいなものでした。ただシャフトの大桃大意くん(千明さんの子息)がセットアップした仕様でしたし、操縦性についてはある程度聞いていたのでSS1から攻めていけました。実は3つ目のコーナーでコースアウト寸前になったのですが、デミオの操安性の良さのおかげで回避できました。ホッ。結果SS1でベストが取れたので、これは”ひょっとすると行けるかな”と思いました。ラリー前半でライバルが脱落(大桃、天野)したこともあって、後半は比較的楽になりました。

　デミオはとっても軽量なうえ、素直な操縦性と併せてとても扱いやすいクルマですね。FFの基本的な挙動さえ理解していれば、今回のようにぶっつけ本番でもしっかりと走れてなおかつ、唐突な危険回避処置にも反応してくれるのですから。今回からこのマシンにもクロシレシオのミッションが着いたのでそれも有利に働きました。デミオには不可欠な武器だと思います。仕事(開業医)の都合で、今年はJRC開幕戦と今回、9月のラリー北海道にしかエントリーできないのですが、ラリー北海道で勝てたら北海道連覇となってカッコいいですよね」。

　なお、MZRacingファミリーのデミオドライバー岡田孝一さん、は今回も4位に入賞してポイントを加算しました。また、注目のいとうりなちゃんのピンク・デミコ号も今回は無事完走しています。