冬の岡山国際サーキットにマツダファン2,000名が集合

岡山県美作市の岡山国際サーキットで12月11日(日)に開催された「マツダファンサーキットミーティング」に、近畿一円および中四国各県から約2,000名のマツダファンが集まり、片山義美さんによるマツダ787Bデモランを楽しみました。

師走の第2週週末の岡山国際サーキットは、晴天に恵まれました。早朝は4〜5度の気温でしたが、日が昇に連れて気温は上がっていき、日向では一時ポカポカするほどでした。マツダ787Bがトランスポーターから降ろされ、ピットガレージでジャッキアップされると、次第に取り囲むファンが増えていきました。そして、11時少し前から片山さんのトークショーの開始を告知すると、その輪はおよそ300人ほどに膨らんでいきます。そこへ片山さんが登場。「関西出身のドライバーとして、地元であるこの岡山国際で787Bを走らせ、ファンの皆さんに見ていただくのがわしの仕事」と片山さんが挨拶し、トークはスタートしました。ロータリーの耐久性を証明するため、世界の耐久レースを渡り歩いたこと、キャロルのボディで1ローターエンジンをテストしていたこと、国内レースで打倒GT-Rプロジェクトを立ち上げるため、首を賭けて当時のマツダ社長に直訴したこと。などこれまでに聞いたこともない秘話を連発していました。そして、デミオSKYACTIVのi-DM(燃費効率判定ゲージ)のモデルとなったのが片山さんの運転で、その理由はとてもスムーズなドライビングだから、という話には多くのファンがホーッという声を上げていました。

その後マツダ787Bの試走を終え、午後3時からは本格的なデモランを行いました。片山さんのスムーズで力強いスロットルワークは健在で、岡山美作の山々に4ローターサウンドが高らかに轟きわたりました。片山さんは、「壊してはいけないから全開にはできないけど、ストレートでは8,000rpmまで回したから787B本来のええ音がしてたんやないかな」と上機嫌で話していました。マツダファンサーキットミーティングに参加した方々とこのイベントを見るため岡山国際サーキットにやってきた人を含め、この日の来場者は2,000名にもなったとのこと。年内のマツダ787Bのデモランはこれにて終了です。一年間お疲れさまでした。

2011.12.12
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