RE雨宮RX-8、D1最終戦で今季最高の2位に

本年のD1グランプリに出場したRE雨宮レーシングは、ドライバー、チーム部門ともに総合シリーズランキング10位で、10月23日(日)今シーズンを締めくくる第8戦・富士スヒードウェイ戦を迎えた。

決勝日は前日からの雨が止み、単走ファイナルではRE雨宮の末永正雄は予選免除組の5番目に登場。単走の1本目は不安定な路面コンディションもあり思うように走れなかったものの、崖淵の状況で迎えた2本目は、1本目と比較してスピード感で勝り、アグレッシブなドリフトを見せていた。結果、2本目で大きく得点を伸ばし、今シーズン最終の単走ファイナルを16位で終えると同時に、追走トーナメントへの進出を決めた。

追走ファーストステージでは、強豪をはねのけた末永がベスト16に入り、セカンドステージへ。ここでも総合チャンピオンに王手をかけているライバルを抑えて、さらに実兄との兄弟対決をクリアし初の決勝に進出した。ディフェンディングチャンピオンと当たった決勝では、一歩も引かない走りを見せた末永だったが、接触ペナルティを取られて敗退。今シーズン最高位の2位で最終戦を締めくくることとなった。

末永は、「チーム一丸となって戦いに挑んだことで、今回は好成績が残せました。今村さんとの決勝戦は、研究が足りなかったという感じです。でも、これで流れは掴めました。最後はああいう形(接触)になってしまい、とても残念ですか、来シーズンも頑張ります」と語り、雨宮勇美チーム監督も「1年目のマシンだし、最終戦の富士はドライで練習ができなかったのですが、その割には決勝ではいい走りができたと思います。全体を通してみれば、1年目としてはよい成績を残せたと思います」とコメントした。

2011.11.11
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