広島交通科学館「ルマンスペシャルトークショー」に約100名が入場

10月8日(土)に広島交通科学館で寺田陽次郎さん、小早川隆治さん、松浦國夫さんによるルマンスペシャルトークショーが行われ、約100席の観客席を埋めました。

今年のルマン24時間レースのプレイベントとして行われたマツダ787Bのデモンストレーション走行のビデオを見たのち、マツダOBでモータージャーナリストの小早川さんがマツダモータースポーツの歴史をプレゼンテーションするスタイルでトークショーが始まりました。1967年のコスモスポーツの発売と同時に始まったレース活動のヒストリーを振り返りながら、元マツダRE実研部の松浦さん、ドライバーの寺田さんがそれぞれエピソードや感想などを挟んでいきます。松浦さんは、1971年のスパ・フランコルシャン24時間レースで優勝を狙っていたものの、終盤に相次いでリタイヤを喫して悔しい思いをしたこと、その10年後にRX-7で総合優勝を果たし溜飲を下げた話などをユーモアを交えながら語りました。寺田さんの印象に残っているレースとして、初完走を果たした1982年のルマンでは、フィニッシュ直前にエンジンが不調を来たし、コース上で止まってゴール時間を待ったことを語り、会場の観客の皆さんは静かに聞き入っていました。小早川さんは、1989年から1991年にかけてマツダとマツダスピードが力を合わせてルマン優勝のために全力を尽くし、「勝つためのシナリオ」を作り上げた話などを疲労しました。

会場には古くからのマツダファンやマツダOBのほか、熱烈なファンだと言う地元高校生、香川県から来たコスモスポーツのMAT仕様(帰って来たウルトラマンの劇中車)のオーナーなど多くの方が集まりました。

2011.10.9
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