富士チャンピオンレース第2戦が開催される

五月晴れに恵まれた5月15日、富士スピードウェイで同レースが開催された。第1戦はN1マシンによる耐久レースであったため、ロードスターやデミオのナンバー付レースは今回が開幕戦となる。全エントリーは123台、内マツダ車は全てナンバー付マシンで46台が参加した。

NCECクラスは今回7台がエントリー、1台がトラブルにより出走を取り消したため、6台による争いとなった。今回は全車富士仕様のマシンとなり、さらに2010年王者のAquira以外は全員がNCクラス初参戦という事になった。予選ポールは2005年をNA6クラスで、2009年をNB8クラスでチャンピオンを獲得した新井敏克。決勝レースでも見事優勝し、ポールツーウィンを獲得した。 「NCクラスは改造範囲が狭くマシンのイコール化が保たれていて、腕勝負のウェイトが高いのでよいですね。反面、そのためラップタイムがNAやNBほど速くはないので(NA、NBクラスからの)転向組にとってはちょっともの足りなさを感じるかもしれません。でも安全性も高いし、楽しさは一緒ですから、とにかく、ナンバー付レースは何事もなく、このクルマで家に帰ることが最も重要ですから。今日も楽しいレースが出来てよかったです」と新井。

一方のデミオレースは10台がエントリー、2010年チャンピオンの近藤貴久の不参加により、俄然と実力伯仲の優勝争いが展開された。
ポールは今年のチャンプ獲得を誓った落合立成、2番手は2010年最終戦2位の楠勇樹。決勝でも両者が終始トップ争いを演じ、僅差で落合が初優勝を飾った。「うれしいの一言です。楠さんとの各コーナーでのバトルも楽しかったし、この競い合いはとても勉強になりました」と落合。6月26日に開催される第3戦も見ごたえのあるレースが展開されそうだ。

2011.5.17
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