PN1クラスでデミオの西野洋平が優勝!
全日本ジムカーナ選手権第2戦 4月24日 名阪スポーツランド

東日本大震災の影響により2011年の全日本ジムカーナ選手権は第1戦が中止となったため、この第2戦が開幕戦となった。主催者も開催にあたっては苦慮したものの、名阪スポーツランドには東北地区からのエントラント6名を含め、180台ものマシンがエントリー、会場は活気に包まれていた。改造がほとんど許されないPN1クラス(1600cc以下の2WD車)はノーマルでのマシンポテンシャルが最も重要な要素となる。第2戦ではPN1に22台がエントリー、これは今大会N2クラス(インテグラ)並ぶ最大参加台数、そしてその内10台がデミオであった。

西野は1本目にクラス唯一となる1分29秒台をマーク、このタイム(1'29.305)がベストとなり、2位に約1秒差をつける圧倒的な速さで優勝した。西野洋平は、「今回はノーミスで気持ちよく走れました。デミオは車重も軽く変なクセもないので、自分の意思通りに素直に走ってくれます。クルマも2年目(昨年はPN1クラス3勝でシリーズ2位)と言う事もあって特性も理解できています。ライバルは多いし、皆速いので大変だとは思いますがチャンピンは獲りたいと思っています(笑)。PN1クラスはこれから発展していくクラスだと思います。フツーに街中を走る仕様とそれほど大きく変わりませんので、興味のある方は是非チャレンジしてみてください」とコメントした。

2010年、RX-8を駆りSA1クラスのチャンピオンを獲得した川北忠は、今年はSA2クラスのRX-7にスイッチ。果敢に攻めるも、トップに1.2秒遅れの6位となった。川北は「完全な準備不足です。絶対的に走り込みが足りませんでした。でも今回の実戦で方向性は見えてきましたので、次戦では優勝争いに加わりたいと思います」と意気込みを見せた。尚、SA2クラスは同じRX-7の森嶋昭時が優勝を飾った。

2011.4.28
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