6月11日〜13日に愛媛県久万高原町を拠点として、全日本ラリー第4戦「久万高原ラリー」が開催され、JN2クラスに参戦した村田康介/平山真理組のデミオがクラス2位のポディウムフィニッシュを飾った。
標高1000mを優に超える高地と24kmに及ぶロングステージを含むこの大会は、国内有数のタフなターマックラリーとして注目を集めていた。競技の勝負どころとなる最終日の13日は、前夜から降り出した雨によって路面は完全なウェット状態となり、参加35台中13台がリタイヤとなるサバイバルラリーとなった。
デミオにとってはまったくセッティングデータの無い中でのラリーとなったが、村田/平山組はこの悪コンディションの中、デミオ本来の持ち味を生かしたステディな走りを見せ、クラス2位で今季2度目のポディウムフィニッシュを飾った。この結果、村田/平山組はシリーズポイントを32.4に伸ばし、シリーズ4位へと浮上した。

ドライバーの村田康介は「ヘビーウェット路面で競技車両の3割近くがリタイヤするという難しいラリーでしたが、不安を感じることなく走りきり、2位を獲得する事が出来ました。このような難しいコンディションではコンパクトなボディと軽い車体は大きな武器となります。デミオのポテンシャルの高さを改めて実感しました。まだまだサスペンションセッティングやパワートレイン系など、改善すべき点はありますが、ポディウムの頂点を目指してガンバリます」と語った。