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元マツダスピード監督大橋孝至さん、日本自動車殿堂に入る

11月9日、NPO法人「日本自動車殿堂」(Japan Automotive Hall of Fame)は、東京上野の国立科学博物館において、本年の自動車殿堂者を発表し、表彰を行った。
高度成長時代の交通行政の確立に関わった行政官、水素自動車や空力、環境・エネルギーの研究者など日本の自動車産業・交通社会に多大な貢献のあった方々に加え、元マツダスピードのチーム監督であった大橋孝至(物故者)さんが殿堂入りとなった。
この由緒ある賞は、「自動車社会構築の功労者」をテーマに、次の項目のいずれかを満たす方とする。(1)技術分野:日本の自動車技術開発に尽力された方  (2)産業分野:日本の自動車及び自動車産業の基盤を開拓された方 (3)学術分野:日本の自動車工学・学術に貢献された方 (4)社会分野:日本の自動車社会(自動車交通・道路・行政・安全環境活動など)および自動車文化(スポーツ・アートなど)の発展に貢献された方に贈られるもの。
大橋さんの殿堂入りテーマは、「マツダRE車によるル・マン24時間レース制覇」で、その理由として「自動車レースへの限り無い情熱をもってル・マン24時間レースに 18 年に亘って挑戦し、マツダロータリーエンジン車によって日本車初の総合優勝を成し遂げ、モータースポーツ文化の発展に多大なる貢献をされました。その偉業を顕彰し永く伝承して参ります」。となっている。
表彰式には、故大橋さん夫人の大橋千恵子さんが出席され、200名を超える出席者・報道関係者を前にご挨拶のメッセージを語った。大橋さんは、マツダ関係者としては松田恒次さん、山本健一さんに次いで三人目の殿堂者となった。
2009.11.10
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