タイスーパーシリーズ最終戦バンセン、マツダ2が存在感を発揮

12月21日(土)・22日(日)にタイ・チョンブリ県バンセンの市街地コースでタイスーパーシリーズ最終戦が行われ、マツダセールスタイランド(MST)のオフィシャルチームがスーパープロダクションレース(参加19台)に2台のマツダ2(デミオ)で出場しました。

バンセンスピードフェスティバルは、首都バンコクの南東150kmほどのリゾートビーチの公道を封鎖して行われる公道レースで、タイ最大のレースイベントとして毎年多くの観客で賑わいます。海岸線を走る3.7kmのコースは、リポン型に長い直線を結ぶレイアウトです。このレースにイノベーションマツダチームからは、#17マツダ2に人気俳優のピート・トンチュア、#55マツダ2セダンにマイケル・フリーマンの2名がエントリーしました。公式予選では、#55フリーマンが5位のポジションを得ましたが、#17トンチュアは電気系トラブルでセッション中にコース上で停止してしまったため、最下位の18位からデイ1決勝レースをスタートすることとなりました。

土曜日のデイ1に行われたシリーズ第7戦では、#55はウォームアップラップ中に燃料ポンプのトラブルが発生し、決勝レースに出走できずリタイヤ。一方、最下位スタートのトンチュアは、快調に先行車をオーバーテイクし、7位でフィニッシュしています。翌日曜日デイ2の第8戦決勝レースは、#17トンチュアは7位からスタートし、序盤に数台をパスして、4位でフィニッシュしました。しかし、直線が長いこの高速コースは、ハンドリングマシンとして知られるマツダ2にはやや不向きで、終盤は後続車にプッシュされながらも耐えるタフなレースでした。#55フリーマンは18位からスタートし、9位で完走を果たしています。なお、ピート・トンチュアは、マツダBT50でスーパートラックレースにも出場し、デイ1、デイ2ともに優勝を果たして2年連続のシリーズチャンピオンを獲得しています。

マツダ2は、今季このシリーズにデビューしましたが、早くも優勝を含む上位入賞を果たして存在感をアピールしました。チームは、来シーズンのさらなる飛躍を誓っています。

2013.12.25
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