マツダ2プロダクションレースカーがタイでデビュー
8月17日・18日にタイの首都バンコクから約150kmのリゾート地・パタヤにあるビラサーキットにて、タイ・スーパーシリーズが開催され、2台のマツダ2が実戦レースデビューしました。
新たに結成された「マツダイノベーションチーム」からエントリーした2台のマツダ2は、マイケル・フリーマン、ピート・トンチュアの2名がドライブ。フリーマンの#55は同国で生産されているマツダ2・4ドアセダンで、現地の人気俳優であるトンチュアは#17の5ドア・ハッチバックに乗りました。公式予選では、#55フリーマンが29台中7位、トンチュアが9位とまずまずのスタートを切っています。
デイ1の17日(土)に行われたシリーズ第3戦は、イエローフラッグが長い時間振られる混戦となりました。この中、2台のマツダ2は明暗を分けます。#55フリーマンは、他車との接触でコースアウト。コースに戻りますが、12位でチェッカーフラッグを受けることになりました。一方、混乱をくぐり抜けた#17トンチュアは4位でデビューレースを終えています。このレースを終え、マツダ2が見せた高いポテンシャルはライバル達の関心の的となり、コンペティター達がマツダイノベーションチームのピットを訪れ、マシンの詳細に見入る姿が見受けられました。
18日(日)の第4戦はクリーンなレースとなりましたが、#55フリーマン車はフォーメーションラップ中にトラブルが発生してピットスタート。周回遅れでレースをフィニッシュしています。#17トンチュア車は快調に周回を重ね、再び4位でゴールしました。
チーム代表のフリーマンは、「マツダ・モータースポーツのシンボルナンバーである#55をボディに貼ってレースに出場できることは私にとってこの上ない光栄です。私のクルマは不運が重なってしまいましたが、マツダ2がデビュー戦で見せた高いパフォーマンスは本物です。リアサスペンションなどに改良の余地を残しており、次のレースまでにさらにスピードアップすることができると確信しています」と語っています。
2013.8.27
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