ナイトスポーツのマカオGPはRX-7が9位、RX-8はリタイヤ
マカオGPロードスポーツチャレンジ2012 - 2012/11/17

天気予報では降雨となっていたものの直前に雨が上がり、11月17日のマカオGPロードスポーツチャレンジ決勝レースはドライコンディションで行われることになりました。最後尾からスタートした谷川達也のナイトスポーツRX-8は、22台を抜いて10位にまで順位を上げましたが、駆動系にトラブルが発生しリタイヤとなりました。ケビン・ツェのRX-7は9位でフィニッシュしました。

ナイトスポーツ・ヴァンイクレーシングチームは、予選でRX-8のタイム計測ができなかったため嘆願書を提出していましたが、受理の結果は決勝日の朝になって発表されました。これによって、最後尾の32番グリッドからレースをスタートすることになった#2 RX-8は、最初の周回で一気に10台を抜いて22位に。さらに続く周回で、次々に順位を上げていきました。4周目にコース上の何かを拾い、白いスモークを上げながらピット前を通過した時には関係者は肝を冷やしましたが、「タイヤが何かを引きずっている感触がありましたが、突然消えました。どこかに落としたんだろうと思います」と谷川は話していました。さらにペースを上げて上位を目指す谷川は、8周目には10位にまでポジションアップします。ところが、9周目の山側セクションの上りで駆動系にショックを感じ、ペースダウン。メルコヘアピンコーナーを過ぎて、海岸線に出る頃には駆動力を失ってしまいます。なんとか谷川はピットに戻りましたが、既になす術はなくここでリタイヤとなりました。一方、7位からレースをスタートしたケビン・ツェのRX-7は、マイペースで10周の決勝レースを走り抜き、9位でチェッカーフラッグを受けました。

チーム代表の中村英史さんは、「RX-8は、デフのギアが壊れているようです。今年はエンジンパワーを上げたからかも知れませんね。車検から色々とトラブルがつきまとった今年のマカオでしたが、運が巡って来なかったですね。より確かな準備をして、来年こそはオーバーオール優勝を狙います。応援していただいた皆様に心から感謝します。ありがとうございました」と語りました。

2012.11.17
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