マカオGP予選、ナイトスポーツに再び不運が発生
マカオGPロードスポーツチャレンジ2012 - 2012/11/16
事前の天気予報では11月16日も雨とのことでしたが、この日もかろうじてドライコンディションでスケジュールが進行しました。公式予選でRX-7は8位でしたが、RX-8はノータイムに終わってしまいました。
前日のプラクティスでフロントセクションにダメージを負ったナイトスポーツRX-8は、前夜までに修復を完了。手先の器用なマツダ・マカオのメカニック達にも助けられ、外観を含めほぼ完璧な状態になっていました。金曜日朝の車検も無事通過して、中村代表の約束通り予選出場は可能となりました。しかし、予選が始まって、コースを一周した谷川のRX-8は、ブレーキ不調を訴えてピットインします。メカニックが調整して送り出しましたが、ピットアウトしてすぐに走行不能となり、予選を走行するチャンスがなくなってしまいました。中村さんは、「原因は判っていますので、対策は打てます。しかし、予選が走れなかったのは痛いですね。これまでの実績を列記して嘆願書を組織委員会に提出します。認められれば最後尾からスタートすることができます。僕たちは、まだまだ諦めてないですよ」と話していました。
一方、地元マカオ出身の国際派ドライバーのケビン・ツェが乗るナイトスポーツRX-7は、順調に予選周回を完了し、8位のポジションを得ています。こちらも前日のプラクティスでは、ブレーキング時にジャダーが発生するとのことでしたが、ブレーキローターを交換した後は、その症状は収まっているようです。
マカオの街は昨日から走行が始まり、日中は市の中心街は完全に分断され一般道の交通網は機能が失われます。コースサイドに設けられたスタンド席には朝から多くのファンが詰めかけ、早くもマカオGPの雰囲気を楽しんでいるようです。二日続けて遅くまで作業に時間を費やしたナイトスポーツのメカニック達には、今日こそ十分な休養をとってもらいたいものです。
2012.11.16
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