PACパフォーマンスが新ドラッグレーサー「マツダ6 SP」をアンベール
オーストラリア・シドニーをベースに活動しているPACパフォーマンスは、このほどチーム関係者、メディア、スポンサーなどのゲストをシドニー・ドラッグレースウェイに招き、新型ドラッグレーサー「マツダ6 SP」のプライベートテストを行いました。このマシンは、メタノール燃料仕様の20Bターボロータリーを搭載し、出力は1600PS以上と発表されています。
2011年6月のドラッグレースで転倒してしまった前モデルからイメージを一新し、ボディワークはイエローとブラックに塗り分けられています。チーム代表のロッキー・レハイヤムは、「チームは、今新しいスタートの準備を終えました」と語りました。シャシーは米国RJレースカーズ製ですが、エンジンをはじめとする装置・装備類は全てオーストラリアで組み付けられています。「私たちが誇りに思っているのは、開発そのものから細部の工夫に至るまで、全てをここオーストラリアで行ったと言う事実なのです」とロッキーは続けます。また、チームはこのドラッグマシン開発に協力していただいたGARRETターボチャージャー、ハルテック、ターボスマート、マツダオーストラリア、カストロール、カスタムボディワーク、ジュース、VPレースヒューエルなどのスポンサー各位に支えられています。
また、「疲れを知らない働きでこのマシンを仕上げてくれたクルー達にも感謝している。我々の目標は、再びナンバー1ロータリーのタイトルを手にするだけでなく、世界最速のスポーツコンパクトカーになることです」とロッキーは宣言しました。この大きな目標は理想ではなく、彼らの手の届く所にあるでしょう。
「マツダ6 SP」のデビューレースは、9月22日・23日にウィローバンクレースウェイで開催される「ブリズベン・ジャンボリー」の予定です。
2012.6.23
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