マツダロードスターが英国GTに参戦
英国のマツダUKはMX-5 (ロードスター)をGT仕様に仕立てて、アストン・マーチン、ポルシェ、ロータス、BMWなどが参戦する2011 MSA英国耐久選手権に参戦する。
マツダMX-5 GTは、車重わずか850kgに仕上がっており、275馬力を発生するエンジンと6速シーケンシャルパドルシフトにより0-60マイル(97km/h)をわずか3秒で加速し、最高速は257km/hに達する。
マシン製作を担当した英国のイオタ・スポーツの手によってロールゲージなどを装着したMX-5は、FIA規定の17倍強固なシェルに仕上げられているだけでなく、ドアはカーボンファイバー製に、ウィンドウはポリカーボネイト製に換装され、マツダ開発陣のグラム単位まで車重を削ぎ落とす戦略に則ってボルトやナットのひとつひとつまで切り詰めることで、通常のMX-5レースカーからさらに15kg減に成功した。エンジン搭載位置の低位置化なども施され、史上最もパワフルで軽量なMX-5が仕上がったという。そして、MX-5が本来持っている素晴らしいハンドリング、運転する楽しさ、そして手頃な価格などの要素も継承しているとのこと。
MSA英国耐久選手権は、3月から11月の間でスパ・フランコスシャンを含む9レース以上の開催を予定しており、初戦はシルバーストーンでの3時間耐久レース。
「MX-5のプロダクションレースカーが、高い信頼性、クイックなハンドリングと十分なエンジンパワーを持っていることは、昨年のVW、BMW、ロータスなどのコンペティションモデルベースのレースカーと互角に戦ったことで既に証明された。今シーズンは、より高出力なエンジンと、MX-5の持つ耐久性、信頼性、ハンドリングの組み合わせにより、よりパワフルなライバル達とも十分戦えるだろう」とマツダUKのPRディレクター、グレーム・ファッジがコメントした。
2011.2.28
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