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R.デイビス・レーシングの3台、サンダーヒル25時間レース完走

北米マツダ副社長のロバート・デイビスが率いるRDRは、「NASAサンダーヒル25時間レース」に2台のRX-8とMAZDA 2を1台エントリーし、3台は無事完走した。そのうち、2台はクラス表彰台を獲得。レースは、雨、低温、暗闇、そして舗装のレースコースにもかかわらず泥だらけのオフロードレースのようになった路面との戦いとなった。

曇り空のもと、夕暮れ前には降雨があるとの予報の中、レースはスタートした。D.ホロウェイ、J.エドワーズ、E.フォス、J.バーンズが乗るE1クラスのRX-8には、ギアボックスの交換を余儀なくされるなど、早い時点から様々なトラブルが襲った。しかし、驚異的な速さでその作業を完了したRDRのピットクルーは、45分後にはマシンをコースに戻した。その後、電気系トラブルや、夜間に野生動物と衝突するなどのトラブルを乗り越え、レース終了間際には先行するMazda MX-5を捉えてクラス3位に浮上した。

J.ホロウェイ、J.ダニエルズ、S.シェルトン、T.ポラード、K.ソワードが走らせたE2クラスのRX-8は、ほぼトラブルフリーのレースとなった。しかし、ダニエルズがドライブ中に目の前で他車がスピンし、接触するアクシデントが発生。この避けられなかった接触でPIAA補助ライトのうち2つが破損し、バンパーに醜い傷を作ったものの、それに以外にはダメージはなく、クラス2位でレースをフィニッシュした。

ジャーナリストのD.エドマンズ、M.ジルズ、マツダ従業員のT.バックとJ.ジョーダンがドライブしたE3クラスのMazda 2は、1700マイルもの長丁場を戦った末、バンパーに小さな傷を作った以外はトラブルフリーでフィニッシュした。

「スプリントレースとは異なり、耐久レースはチームスポーツだ」とチーム代表のデイビスは語る。「14名のドライバーを含み、RDRのチームに携わってクルマを走らせ続けたのは32名のスタッフ達だった。疲れを知らない彼らのハードワーク、経験、そして高いスキルがこの好成績をもたらしたことは間違いない。彼らと共にチームを組めて、私は誇らしい」と続けた。

2010.12.13
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