朝日を見る前にマツダLMP2は1台が離脱。
2014年デイトナ24時間レース・16時間経過

デイトナ24時間レースは、午前6時を迎え16時間目を経過しました。朝日まであと少しですが、残念ながらマツダLMP2 SKY-Dレーシング70号車はリタイヤとなりました。

夜間の間もイエローコーションが何度か出されましたが、2台のマツダLMP2プロトタイプは、走り続けていました。午前3時過ぎには07号車が再びインタークーラーを交換するためにガレージインした他、70号車も「少しずつバイブレーションが強くなっている」とドライバーから報告されるようになってきました。それでも、なんとか周回を続けてきました。しかし、午前5時30分過ぎ、70号車のバイブレーションはさらに激しくなり、パフォーマンス低下してきたため、ドライバーのヒンチクリフはガレージにマシンを運びます。エンジニア達がインジェクターを外し、点検を行いました。数分後、彼らが首を横に振るのが見えました。残念ながら、オーバーヒートによるダメージによって、レース続行は困難との結論がくだされました。

一方の07号車マツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシングは、比較的軽快に走り続けています。6時現在プロトタイプクラス15位。ピットインし、燃料補給しただけでジョエル・ミラーはダブルスティントに出発していきました。しかし、電気系統のトラブルでコクピット内の照明が切れ、ダッシュパネルにもは何も表示されていないとのレポートがありました。夜が明けるのはもう少し。マシンもドライバーも、なんとかコース上に留まるべく懸命に対応しています。

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