マツダ6は3台ともリタイヤ
2013年デイトナ24時間レース・決勝

北米マツダは、量産エンジンベースのSKYACTIV-Dクリーンディーゼルを搭載したマツダ6を3台ロレックスデイトナ24時間レースにエントリーしました。ディーゼルエンジンがデイトナ24時間レースやグランダムシリーズに出場するのは史上初のことです。3台のマツダ6 GXレースカーは予選を通過し、無事スターティンググリッドに着きましたが、レーススタート後の数時間の間に様々な問題に直面。#70スピードソース、#25フリーダムオートスポーツのマツダ6は、共にエンジン内部にトラブルが発生してリタイヤとなりました。一方、#00 VISITフロリダのマツダ6 GXは、その後エンジンのリア側のメインオイルシールが破損してしまいます。どちらもエンジンテストベンチでは発生していないトラブルです。

北米マツダのモータースポーツ・ダイレクターのジョン・ドゥーナンはこのレースを振り返り、「モーターレーシングは常にチャレンジです。新商品の発売も同様にチャレンジです。特にアメリカで最もプレミアな24時間レースにニューモデルを投入することは、ことのほか大きなチャレンジと言えるでしょう。マツダは、先進的なクリーンディーゼルテクノロジーの限界に挑むため、新設されたグランダムGXクラスにいち早く対応することにしました。本日は多くを学んだ経験として、またデータとして記憶されるでしょう。北米マツダとスピードソースのエンジニアは、400時間を超えるエンジンベンチテストを実施しましたが、サーキット走行テストはまだほんの数時間に過ぎませんでした。マツダ6の発表時期の関係上、サーキットテストを開始できる時期が限られており、チームにとってはそれが足かせとなったことは否めません。シーズン途中の導入が常識的だったかもしれませんが、マツダは常に「容易な道を辿らない」のです。私たちの会社は、レースへ飽くなきの情熱をもち、クルマへの情熱が尽きない人々が集まっています。マツダとスピードソースは、約1ヶ月後のグランダム次戦に向けて本日から行動を起こします」と語りました。

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