TUSC第2戦セブリング12時間、プラクティス始まる

TUDORユナイテッドスポーツカー選手権第2戦セブリング12時間レース(フロリダ州セブリング国際レースウェイ)は、3月13日(木)、プラクティス走行で公式スケジュールをスタートしました。

このレースには、2.2リットル・ディーゼルターボ・エンジンを搭載した2台のマツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシングが出場します。#70には、シルベイン・トレンブレイ、トム・ロング、そしてこのレースからチームに加わったベン・デブリン(英国、31歳)が乗り、#07にはレギュラーのジョエル・ミラー、トリスタン・ヌネス、トリスタン・ボーティエの3名が登録されています。ちなみにデブリンは、ダイソンレーシングのP2、P1でアメリカンルマンシリーズに出場していた経験を持っています。マツダの流儀を知っていることと、ローラP2シャシーに慣れていることから今回抜擢されました。この2台のマツダ・プロトタイプを走らせるのは、地元フロリダに本拠を置く、スピードソースチームです。

2台がレースデビューしたデイトナ24時間レースは、オーバーヒートなどに苦しみ僅かの時間を残してレースをフィニッシュすることができませんでした。その後の7週間でチームはマシンを改良し、テストを行って仕上げてきました。最大の改良点は、エンジンベイ内のクーリングです。オイルクーラーの大型化、冷却水経路の見直しなど細かい改良とサイドポンツーン内の空気の流れを改善したことで、雰囲気温度は下がり、これによってエンジンパフォーマンスに余裕が出たとのことです。ドライバーのジョエル・ミラーは、「最高速はデイトナから大きく変わっていませんが、トップスピードまでの加速が大きく改善されました。このレーストラックのテクニカルセクションではこれはかなり有効でしょう」と語っていました。

14日金曜日は、決勝レースのスターティンググリッドを決める公式予選が行われます。

2014.3.14
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