モンテレー・リユニオン2013
マツダRX-792Pがブッチギリ優勝
マツダレースウェイ・ラグナセカ(カリフォルニア州)で行われたモンテレー・モータースポーツ・リユニオンは最終日の18日に模擬レースが行われ、1980年代近辺のFIA耐久選手権やIMSAなどで活躍したマシンによるグループ6Bで北米マツダのウェルドン・マンジー取締役がドライブするマツダRX-792Pが優勝しました。
午前中に行われた予選レースでは、一時ニッサンGTPにパスされたものの再逆転し、マンジーさんのRX-792は終始安定した速さをアピールしました。「少し油断したところをやられてしまいました。彼らのマシンは直線では速いです。気合いを入れて、すぐにトップを奪い返しましたけどね」とウェルドンさん。2番手にマツダRX-7 GTOのジェレミー・バーンズ広報本部長、4台挟んでロバート・デイビス副社長のマツダ787、「スタートをミスって、第一コーナーまでにボコボコに抜かれてしまった」と話す寺田陽次郎さんのマツダ787Bスプリントスペックが続き、決勝レースのスターティンググリッドが確定しました。
強い日差しがレーストラックをジリジリと焼く午後3時過ぎ、決勝レースはスタートしました。今度はスタートで出遅れることのなかった寺田さんが、一気に8位から5位にジャンプアップ。その後もうしろからオーバーテイクの機会をうかがうアストン・マーチンを抑え、10周レースを5位でフィニッシュ。「あのままのポジションで終わらす訳には行きませんので、頑張りましたよ。3台ぶち抜けて気持ちよかった」と寺田さんは話していました。トップは、マンジーさんのRX-792で一度も背後を脅かされることなく、ぶっちぎりの優勝でした。RX-7 GTOのバーンズさんも2位でゴール。「ガスバッグの燃料漏れはみんなで力を合わせて応急処置をして、レースに出られました。走りさえすれば、私のマシンは速いんです」とバーンズさん。デイビスさんの787も9位完走を果たしています。マツダ4ローター・ロータリーの1-2フィニッシュとなった今年のリユニオンは、マツダUSAチーム全員がイベントをエンジョイ。「また次回、ここに集まってリユニオン(同窓会)しよう」の合い言葉をかわして解散しました。
2013.8.19
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