モンテレー・リユニオン2013
マツダレースウェイ・ラグナセカに4ローターレースカーが集合

8月15日(木)、全米最大のヒストリックカーおよびレジェンドカーの祭典「モンテレー・モータースポーツ・リユニオン」の公式スケジュールが始まりました。

全米のヒストリックレースカークラブに所属する550台ものレースカーがカリフォルニア州のリゾート都市モンテレー近郊にあるマツダレースウェイ・ラグナセカに集まり、この日からイベントの公式スケジュールがスタートしました。マシンはそれぞれ、戦前のレースカー、年代別のF1マシン、世界耐久選手権やIMSAなどのプロトタイプカー、GTカー、クラブマンフォーミュラなどカテゴリーも様々。この日は日頃地元のレーストラックで腕を磨き、愛車のメンテナンスを欠かさないレースカーオーナーが各地から集まり、一周2.238マイル(3.602km)のレーストラックを全開でプラクティス走行しました。このレーストラックのネームライツを保有する北米マツダは、例年このイベントをブランドPRに活用しており、今年は彼らが所有するマツダRX-792P、マツダRX-7 GTO、マツダ787に加え、広島から招いたマツダ787Bスプリントスペックの4台を1980年代以降のプロトタイプカー部門の模擬レースにエントリー。787Bのドライバーとして、日本から寺田陽次郎を招くほどの力の入れようです。しかも寺田以外のドライバーは、ロバート・デイビス副社長をはじめ、ジェレミー・バーンズ広報担当ダイレクター、ウェルドン・マンゼイ営業担当ダイレクターなど会社の経営陣です。

20分間のプラクティスは、マシンが正常に機能しているかどうかのチェックが目的でしたが、RX-792Pはかなりレベルの高い戦闘モードで、それに続くマツダ787もハイペースで周回しました。寺田さんが乗る787Bは、日本から輸送されたままの仕様のため、このトラックにギアがあっていないほか、サスペンションやブレーキパランスも完全ではなく、セッション後メカニック達は調整作業にとりかかっていました。寺田さんは、「模擬レースとは言え、やるからにはちゃんと走れないと楽しみにしてきた観客の皆さんにも失礼です。できる限りの調整をして、マツダ787Bのグッドサウンドを多くの方に楽しんでいただきたいです」と語っていました。

2013.8.17
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