スピードソースRX-8、ブリックヤードで歴史的なRE車初表彰台

グランダムレーシングにとって、7月27日にインディアナスピードウェイで行われたレースは、歴史的なイベントとなりました。どのチームもNASCARやINDYチャンピオンの隣に名を刻みたいと願っていました。プラクティス、予選、そして3時間レースまでが金曜日に詰め込まれていたため、スピードソースチームにとっても目標は高く、ミスの許されないレースとなりました。

予選前のプラクティスは朝早くから開始されました。予選までの時間がないため、各チームは一発勝負でセットアップに挑みます。走行後スピードソースのクルー達は、サスペンションセッティングに大きな変更を加えることにしました。予選の時間も僅か30分しかありません。しかしこれが功を奏し、予選で#70スピードソースRX-8はGTクラスのポールポジションを獲得しました。経験豊かなドライバーのシルベイン・トリンブレイとジョナサン・ボマリートは短時間でコースを覚え、チームとマシンは能力を最大限に発揮しました。

予選からほどなく、3時間の決勝レースのスタートを迎えました。スタート前に雨が降ったため、ほとんどのマシンがレインタイヤを装着していました。各チームは慌てていましたが、スピードソースにとって雨は決して不利な条件ではありません。スピードソースRX-8はレースのほとんどの時間をリードし、トレンブレイとボマリートはファステストタイムを連発します。時折雨は激しくなり、その都度コーションが出されましたが、スピードソースはピットストップも無駄なくこなし、集団のトップに居続けました。

しかし、これが何度か続くうちに#70 RX-8は一時的に3位に後退。しかし、レースが残り僅かになった時間帯に、ボマリートは先行する2位のポルシェをとらえてパス。スピードソースRX-7とマツダロータリーにとって、歴史的な2位表彰台フィニッシュを手に入れることに成功しました。

2012.8.3
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