新春恒例デイトナ公開テストに6台のRX-8が参加

1月6日から8日までの3日間、フロリダ州のデイトナインターナショナルスピードウェイでデイトナ24時間レースに向けた公開テスト「ロアー・ビフォー・ロレックス24」が行われ、同レースに出場する6台のマツダRX-8 Grand Am GTが参加しました。

アメリカの耐久レースの最高峰として毎年1月末に開催されるデイトナ24時間レースは、今年で第50回記念大会を迎えます。今年の24時間レースは1月28日・29日の両日に開催されますが、レースウィークに走行できる時間が限られているため、各チームともこのテストデーでマシンのセットアップや燃費、タイヤチョイスなどを調整します。今年はこの3日間のテストに14台のデイトナプロトタイプ(ビッグV8エンジンをミッドシップ搭載したプロトタイプカー)と46台のGTカーが参加しました。

テストは天気も良く、6台のマツダRX-8勢は順調にセットアップを進め、それぞれ24時間レースに向けたデータ収集を終えたようです。この6台のうち、注目を集めているのは2008年と2010年の同レースでクラス優勝を遂げている#70 SpeedSourceチームのRX-8です。これまでのブラックボディから一転ホワイト基調のデザインに変更。最新のマツダスピードグラフィックデザインを全体で表現した、よりワークスカーらしい装いとなりました。今回からチームに参加したドライバーのマリオ・フランキッティ(インディカードライバーのダリオ・フランキッティの実弟。スコットランド出身)は、「チームは24時間レースのためになすべきことを心得ています。このレベルのチームに加わることができて、僕はラッキーです。ここから24時間レースまでの歩みは、かなりナイスなものとなるでしょう」と自信ありげに語っています。

テストで最速タイムを記録したのは、GTクラスは今年からこのレースに参入するフェラーリ458で、それに多数のポルシェ911 GT3が続いています。タイムアタックではこれらのライバルに先を譲るものの、RX-8勢は抜群の安定性と信頼性を武器に勝負することになります。

2012.1.11
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