高校生レーサーが、北米マツダのドライバー選考会を勝ち抜く
カリフォルニアの高校1年生、エリオット・スキーアがマツダドライバー選考会を勝ち抜き、来期のMazda MX-5カップにマツダサポートによる出場の切符を手に入れた。エリオットはまだ17才だが、10年間のレーシングカート出場経験を持ち、2011年スペックミアータのシリーズチャンピオン。今後、マツダスピードラダープログラムにも参加する。「トップレーサーへの道はとても険しく、巨大迷路のよう。マツダドライバー選考会やマツダスピードラダープログラムでプロフェッショナルドライバーになる夢を実現できるかもしれない。次の活動が待ちきれない」とエリオットは語った。
ドライビングテストは、バトンウィローレースウェイで、Mazda MX-5カップカーを使って行われた。各分野の専門家が審査員として参加。ドライビングスキルだけでなく、プレゼンテーションやPRなどのビジネススキルも審査した。賞品は車両、パーツ、マツダスピードのレーシングスーツやヘルメット、BFグッドリッチのタイヤなどの他、メディアトレーニングも実施され、合計で75,000ドル(約600万円)相当となり、クラブレーシングとして最高額。
RX-8でGrand-Am GTに参戦しているレーシングドライバー、チャールズ・エスペンラウブは、「年々候補者のスキルが高くなっているのに驚かされる。3人のファイナリストは皆、ドライビングスキル、ビジネスセンスともに優れているが、もしチームのドライバーとして雇うなら誰かを考えてエリオットを選んだ」と説明した。マツダスピード コンペティションマネージャーのスティーブ・サンダースは、「マツダはモータースポーツを草の根からサポートするリーダー。優秀なクラブレーサーをプロレベルまで育てることがモータースポーツを発展させることにつながり、それが我々の使命だと考えている」と語った。
2011.11.13
|