Mazda2がSCCA B-Spec車両合同テストに参加

北米における新レースカテゴリーとして導入が予定されているB-Specが、しだいに現実味を増して来た。Mazda2を含む4車4メーカーによる合同テストが、10月、ミシガン州グランドラピッド近郊のグラッタンレースウェイで実施された。

参加したのはMazda2に加えて、フィアット500、フォードフィエスタ、ホンダフィット。SCCA (Sports Car Club of America)のスタッフや競技規定委員たちが見守る中、競技規定や車両規程作成のためのテストメニューをこなした。

「今回が、複数のB-Spec車両をレーシングスピードで同時に走らせる初めてのテスト。2012シーズンに向けて、規程作成に直接繋がる多くのデータを収集することができた。1月にも追加合同テストを予定しているが、より多くのメーカーが参加してくれることを期待している」とSCCA代表のトム・スタートが語った。

Mazda2を担当したのは、Grand-Am 2011シーズンをデンプシーレーシングRX-8で戦ったチャールズ・エスペンラウブだ。テストでは、まず各車の担当ドライバーが5ラップを走行。次に、各ドライバーが他社の車両をドライブした。各車両に搭載されたAiMシステムを通じて走行データが集積され、各車のタイム差などからエンジンリストリラクションやバラスト搭載などが検討される。

SCCAでは、このB-Specプラットフォームを Club Racing Showroom Stock Cクラスに組み入れる予定だが、Grand-Amシリーズなどの、他のレースオーガナイザーも採用を検討している。Bセグメントは、米国市場で急成長しており、特に若年層の支持を得ている。レースの世界に導入されることで、また一段と若者の人気が高まりそうだ。

2011.10.21
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