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  • 2017/11/22

FD3S 25周年記念ミーティング、開催される

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 朝晩の冷え込みが日に日に強まる11月19日(日)、マツダR&Dセンター横浜にて3代目RX-7 FD3Sの誕生25周年記念のミーティングが開催されました。当日は首都圏中心に各地より、31台47名のFDSを愛してやまない熱烈なファンが集結しました。もはや、ヒストリックカーの部類に入れてもおかしくないRX-7ですが、参加者のどのクルマも車体のコンディションは素晴らしい状態を保持されており、オーナーのFD愛をひしひしと感じさせます。

 まずは、ボディカラー別にオープンギャラリーに整列したRX-7の前で、ローター型に並んで記念写真です。そしてAVルームに会場を移し、午前10時より主催者である山浦さん、森田さん、冨沢さん、出来さんによる開催宣言でミーティングがスタートしました。司会進行は、FD RX-7をドライブするジャーナリストの藤島知子さんが務めます。
 今回のスペシャルゲストは、FD3Sの開発主査を務めた小早川隆治さんと、SA、FCと2台のチーフデザイナーであった小野隆さんが、FDのデザインを担当された佐藤洋一さんに代わり出席してくださいました。
 午前中は、小早川さんによる講話が1時間以上の時間を割いて行われました。ロータリー50周年に因み、RE研究部に在籍した1968年当時、コスモスポーツによるニュルブルクリンク84時間レース参戦のためのエンジン開発を担当したこと、その後の北米IMSAでの活躍からルマンまでの道のりを振り返り、FD開発における軽量化のためのゼロ作戦の挿話を織り交ぜてお話しくださいました。このゼロ作戦の話は有名ですが、驚いたことにゼロ式戦闘機そのものの秘蔵部品を持参していただき、参加者の皆さんに実際に手に取ってもらい、その軽量化思想に触れてもらいました。このようなこれまで披露されなかった秘話を含め、とても興味深い話を聞くことができ、参加者の皆さんは至福の時間を過ごされたと思います。
  小早川さんの講話のあと第4、5スタジオも公開され、秘蔵の米国スピードソース社よりグランダムシリーズに参戦したマツダ6 SKYACTIV-DレースカーやコンセプトカーのRX-01、ハイノール実証実験で使用された水素REのRX-8などを見学しました。

 ランチタイムを挟んで、午後にはSAとFCのチーフデザイナーを務めた小野さんの講話がありました。小野さんはFCの市場導入後に退職されたため、FDのデザインについては全くあずかり知らぬことでしたが、ある日佐藤デザイナーより、箱根での試乗会への招待があり、実車を目の当たりにした時そのエクステリアデザインには、カーデザイナーとしての驚きを隠せなかったそうです。
 ボディ上から側面にかけての複雑で美しい面で構成された魅力的なそれは、開発や生産技術のエンジニアたちとの激しい議論の末の産物であったことが理解できたとのことです。よくぞここまで作り込んだな、と感嘆したそうです。とくにサイドラインはエッジやラインで表現すのではなく、フロントからリアまで複雑で美しい面で構成された映り込みの表現は、佐藤チーフデザイナーならではのデザイン思想であると。佐藤さんは当時のマツダ社内でもデザイン画を描かせれば、その腕はピカイチで、他を圧倒する職人肌で天才気質であったと語りました。
 質疑応答の時間では、女性FDユーザーの方より、たまたま佐藤さんのご両親が隣家で、佐藤デザイナーの幼少期のエピソードが披露され、小野デザイナーは「そうか、佐藤さんのデザイン哲学の根源はそれか。今、鳥肌がたってしまった」と漏らしていました。このような秘話が披露されるのも開発者を交えてのミーティグならではで、参加者の特権といえるでしょう。ミーティグの最後は、ゲストのお二方へ色紙を贈呈し、会を終了いたしました。

Text and Photos : MZRacing

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